バイクが重い・・・と感じたら(特に中古車)

初めてのバイクに手頃な中古車をチョイスすることは多いと思います。
特に初めての購入だと、車重の軽い250ccクラスや125ccクラスといったバイクを選ぶ方も多いです。

もし、この記事を読んでくれているあなたがこれに当てはまるような車両をすでに購入されていたり、まさにこれからこのような条件で初めてのバイクを探していたりされるようでしたら是非確認してみてください。

バイクの「車重」ってどのくらい?

カタログやインターネットで検索すれば、今はどんな車両が軽くて、どんな車両が重たいかは大体すぐに調べられますね。
ハーレーのようなメーカーになると車重300kgを超えるようなモデルも珍しくありませんし、軽いバイクだとPCXのような定番のスクーターや、KLX230といった250ccのオフロード車は130kgくらい。
教習車で最もよく使われていると思われるCB400SFの場合はカタログ上だと200kgくらいの車重となります。
(教習車仕様のCB400SFは、教習用のバンパーや補機類が装着されているため200kgよりは少し重たいですが)

これから買おうと思っているバイクがある方の一番気になるポイントが「車重」であるということはあまりないと思いますが、ルックスや足付きといった重要視されやすい要素とはまた別で、日々の引き起こしや取り回しの気軽さ、つまりは日頃気軽に乗る気になれるか?にはそれなりの影響を与える要素でもあります。
重量のあるバイクだとご自宅の保管場所の状況などにも寄りますが、奥まった所から引っ張り出すのが億劫になってしまうこともしばしば。
また、教習所で押し引きしてみたCB400SFが自分には重たいなぁ、と感じた方などは車重に対して敏感だったりもするかもしれませんね。

思っていたより重たく感じる...

すでにバイクを購入された方、特に中古車を買われた方で「思っていたより重たいなぁ」という悩みを感じている方はいませんか?

cb400sf

教習車としてCB400SFを乗っていたときにはそこまで重たさを感じなかったのに、同じくらいの車格・重量のバイクを購入したら教習所で乗っていたバイクよりも重たく感じる...
もしくは、教習車の時点で重たい、と感じていたこともあり排気量の小さな250ccといったサイズを選んだのに、それでも重たいなぁ...

とまぁこんなふうに思う方、購入された中古車のコンディションによっては少なくありません。
新車と違い、中古車の場合は例えばメンテナンスが不足している箇所があったり、何らかのカスタムが実施されていたりするケースがあり、そこが原因でバイクが重たく感じる場合があるんです。

重たい、と感じたら

それでは、「自分のバイクが重たい」と感じた方はどうすればよいのでしょうか。さらに軽いバイクに乗り換える?そこまでしなくても、重たさを解消する手立てはいくつかあります。

チェックポイント1:【タイヤの空気は入っているか?】

tire

想像しやすいと思いますが、タイヤの空気圧が低下していると、タイヤの転がり抵抗が増してしまいます。ガソリンスタンドなどで一度空気圧を見てもらいましょう。
空気圧の低下したタイヤだと、バイクの押し引きは如実に重たく感じるようになります。適正な空気圧になるように調整すれば、劇的に押し引きが軽くなることも少なくありません。
また、なにもパンクまでしていなくとも、時間とともにタイヤの空気は抜けていってしまいます。定期的に空気圧の点検は実施してもらうのが良いですね。

チェックポイント2:【チェーンの状態は良好か?】

chain

ドライブチェーンにサビが見受けられたり、チェーンが弛んでいたり極端に張っていたりすると、そこが抵抗になり押し引きが重くなる場合があります。
基本的にチェーンはキレイな状態をキープして適切なオイルを挿して上げる必要があります。もちろん、チェーンの張り具合を調整することも大事です。

チェックポイント3:【ブレーキが引きずっていないか?】

brake

上記の2点をチェックしても車両に対して感じる重たさが改善されない場合、他の要因としてブレーキ回りのメンテナンス不足が考えられます。
減速したいときにだけ作用してくれれば良いブレーキが、常に少しだけかかったままになっている状態ですが、バイクを買ったばかりの人は「ブレーキが引きずる」と言われてもピンと来ないと思います。
ブレーキのメンテナンスはきちんと実施できないと、即危険につながるシビアな項目なので、最寄りのバイクショップさんへ相談してみてください。

基本的なメンテナンスで軽快なバイクライフを!

車両が重たく感じる、という悩みについてごく基本的な3点のチェック項目をお伝えしましたが、初めの2項目はバイクショップさんへお願いしたとしても、かなり安価に実施してもらうことができるはずです。
最後のブレーキのメンテナンスは他よりも少し工賃や日数がかかる可能性はありますが、押し引きの重たい車両を我慢して乗ることだったり、更に軽いバイクへ乗り換えることなどを考えるとよほどリーズナブルなのは間違いありません。
ブレーキの種類によって部品代や工賃が変わってはきますが、私個人の感覚としては一般的な車両の場合、2万円から3万円くらいではないでしょうか。何よりも、ブレーキに関しては安全に直結する項目ですので、メンテナンスにかかる費用はけっして無駄にはなりません。

重たいバイクを引っ張り出して、我慢して乗るのは精神的にもプチストレスがありますし、何より安全性の面でも不安が残ります。
適切なチェックやメンテナンスを実施することは、法定点検のような安全性を担保するためだけではなく、今より楽しくバイクに乗るため、今よりもっと愛車を好きになるための大切なものです。
自分でやり方を覚えて実施したり、かかりつけのバイクショップさんを見つけて付き合って行くことで楽しくバイクと過ごしてください。

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