新しいHypermotardシリーズは、初代バージョンのようにハッと息を呑む外観に楽しめる要素を詰め込み、さらに最新デザインを携えて再登場する。 明らかに高くなった最低地上高、先鋭なハイポジションテールエンド、そして細く引き締まったウェスト周りのデザインが、ダートバイクを思わせる独特なルックにHypermotardらしい大胆さを加味している。これらは通勤などのデイリーユースにぴったりであること、ツーリングあるいはスリリングなトラック走行にも対応できることを重視してデザインされた、新バージョンを特徴づけるエレメントだ。 新しいHypermotardではオフロードモデル定番のハンドガードはそのままに、車体のクリアなデザインに合わせてスタイルを一新したミラーも用意され、市街地ユースにもしっかりと対応する。総排気量821cc、水冷となる新テスタストレッタ11° エンジンを乗せる複雑な作業にも関わらず、流れるようなボディラインに徹底してこだわることで、Hypermotardシリーズの本質を押えたミニマルデザインを継承することに成功した。また新しいHypermotardシリーズはドゥカティ最先端テクノロジーの採用に加えて、プロポーション、エルゴノミクス、実用性という点でも際立っている。Hypermotard及びHypermotard SPはスーパーモタードらしく本質を重視したルックを忠実に受け継ぐのに比べ、Hyperstradaではツーリズモバイクの特性を持たせた一般向けのルックといえるだろう。