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【TRIUMPH STREET SCRAMBLER動画インプレッション】クラシカルに自由で豪快な走りを楽しめる!

【ケニー佐川:Webikeニュース編集長】

インプレ動画

欲張りな趣味人のためのバイク

最先端の高性能マシンでなくてもいい。普段は街乗りしているお気に入りのバイクでワインディングを気持ち良く駆け抜けたり、たまには山深い林道に分け入ってみたり、プチ冒険ツーリングも楽しんでみたい……。そんな欲張りな趣味人の夢を叶えてくれるのが「ストリートスクランブラー」だ。

トライアンフの伝統を今に伝える現行のモダンクラシックレンジの中でも、オフロードまで一歩踏み込んで行動範囲を広げられるのはストリートスクランブラーをおいて他にはない。

60年代テイストを現代に再現

かつてオンとオフの違いが明確でなかった時代、ストリートバイクに幅広なハンドルとアップマフラー、ブロックタイヤを装着して荒野でレースを楽しんだのがスクランプリングの始まり。

そして、1960年代初頭に世界を席巻したボンネビルT120はスクランブリングに要求されるパワフルなエンジンと扱いやすさ、堅牢な車体を兼ね備えた当時の最新マシンだった。それら不整地走破用に改造されたマシンはやがて“スクランブラー”と呼ばれ、カリフォルニアのデザートレースで活躍したTR 6などの名車が生まれた。

その当時のオリジナルテイストを現代に再現したモデルが「ストリートスクランブラー」である。

心躍る鼓動感とスムーズな味わい

ある秋晴れの朝、相棒とともにスクランプリング体験を求めてツーリングに出かけてみた。
エンジンは新世代の水冷並列2気筒SOHC4バルブ900ccの通称バーチカルツインと呼ばれるトライアンフ伝統のレイアウト。新生ボンネビルシリーズ共通の270度クランクの鼓動感あふれるエンジンに心が躍る。

景色を見ながら田舎道を流しているときは低い回転数でパルス感に包まれる感じが心地良く、そこからペースアップして回転数を上げていくと今度は鼓動感が薄らいでスムーズに回っていく。鼓動と滑らかさのバランスはワインディングを攻めても楽しいし、高速クルーズでも快適。使う回転域によってキャラクターが変わるエンジンを味わえるのが魅力だ。

同系エンジンを搭載する兄弟車のストリートツインに比べても、パリッとした強力なビート感が特徴だが、特にこの車両には「VANCE&HINES」の純正オプションマフラーが装着されていたので歯切れの良いサウンドが楽しめる。

フロント19インチのダイナミックな走り

ハンドリングについてはフロントが19インチタイヤということもあり、ストリートツインの18インチに比べても粘っこいというか手応えを感じる。

だがそれが高速道路やダート走行での直進安定性の良さにつながっているのだ。曲がりくねったタイトな峠道でも、スクランブラー独特の大らかなリズム感に合わせてうまく体重移動やステップワークしてやれば切り返しも軽快だ。
車体のベースはストリートツインと共通なので当然オンロードも良く走る。見た目はスリムでコンパクトなのでミドルクラスのように錯覚してしまうが、実際は排気量も900ccあるので大排気量らしいダイナミックな走りが楽しめる。

ガッツのあるエンジンと頑丈な車体、派手さはないが中身がしっかり詰まった質実剛健な作りもまたトライアンフの魅力だろう。

林道やビーチライドも楽しめる

なだらかな丘陵を抜けてお目当ての林道も走ってみた。ノーマルタイヤはオンとオフ両方いけるタイプで、砂利が混じったドライのフラットダートであれば問題なく走破できる。
これが凹凸の激しいマディやサンドなどの本格的なオフロードとなると、やはりブロックタイヤの装着が望ましいが、通常の林道レベルであれば走行ラインを選びながらこなせるだけの車体のキャパシティは持っている。

それは例えば、フロント19インチのワイヤースポークホイールによる走破性の高さだったり、しなやかな作動性の前後サスペンションによる衝撃吸収性だったり。ワイドなアップハンドルやスタンディングに適したライポジなどによりスライドに対するコントロール性も高いと感じる。

ある程度の技量と慣れは必要だが、その気になれば季節外れの冬のビーチでバイクと戯れることもできてしまう。そんな自由な雰囲気が気持ちいい。

電子デバイスの使い方も学べる

現代のマシンらしく電子制御も採用されている点にも注目したい。標準装備のトラクションコントロールやABSを活用しながら、刻々と変わっていく路面を走破していくのも楽しみのひとつ。ヘビーなダートでは電子デバイスを切ったほうが自然にスムーズに走れることを学ぶにも良い機会となるはずだ。

見た目はクラシカルだが走りは万能

街乗りにも使える適度なサイズ感で、高速道路を使って距離を伸ばせる十分なパワーと、ワインディングでのスポーツライディング、そしてラフロードを自在に走破できる足回りを備えたストリートスクランブラーは、トライアンフの伝統を感じさせるクラシカルな外見にオールマイティな走行性能を備えたまさに万能スポーツモデルと言える一台だ。

こんな人におすすめ!

普段は街乗りメインで週末にはツーリング。たまには気の合う仲間と林道を探索するなどプチ冒険ツーリングも楽しみたいライダーにおすすめだ。

昔風のゴーグルと古びたレザージャケットなどレトロファッションとの相性も抜群なので、60年代テイストで固めてクールに街を流してもサマになる。違いが分かる大人のバイク。
雰囲気重視で気軽に乗ってもカッコいい。

ディテール

【スタイリング】
伝統とモダンが融合したスタイリング。車体サイドに一直線に伸びたアップマフラーやクロスワイヤーで編み上げられたスポークホイールなど、このジャンルの正統的スタイルと黒で統一されたシックな色調がよく似合う。

【エンジン】
エンジンは新開発の水冷並列2気筒SOHC8バルブ900ccで、最高出力55ps(40kW) / 5900 rpm、最大トルク80Nm / 3230 rpmを発揮。ハイトルク型の出力特性と270度クランクを組み合わせることで、日常域から鼓動感あふれる走りを楽しめる。スクランブラー独特のマフラーが奏でる弾けるサウンドも魅力。

【メーター】
シンプルなアナログ式速度メーターの中にLED照明多機能ディスプレイを装備。デジタル表示のタコメーターを内蔵され、回転数によって変わるエンジンのキャラクターを楽しめるのも魅力だ。左手元のスイッチで情報を切り替えられる。

【足まわり】
前後ディスクブレーキにフロント19インチのワイヤースポークホイールの組み合わせにより制動力と走破性を両立。切り替え式の2チャンネルABSとトラクションコントロールを標準装備し安全性も確保する。タイヤはデュアルパーパス用のメッツラー製ツアランスを標準装着。

【シートとステップ】
クラシカル雰囲気が漂うタックロールタイプのダブルシートは、座面に滑りにくい素材が使われホールド感も良好。座り心地も良くロングライドも快適だ。ステップ&ペダルはダートでも操作しやすく滑りにくい形状になっている。

【インスピレーションキット】
試乗車にはスクランブラーの魅力を引き立てる純正オプションの「インスピレーションキット」を装着。
ヘッドライトをお洒落にガードする「ブラックヘッドライトベゼル」、クラシカルにホールド感を高める「ラバータンクパッド」、高級感あふれるアルミ削り出しの「調整式レバーキット」、さりげなくエンジンをガードする「ドレッサーバー」、ブラシ仕上げが美しい軽量コンパクト設計の「Vance & Hines ステンレスサイレンサー」はもちろん公道使用可。

トライアンフ STREET SCRAMBLERの価格情報

トライアンフ STREET SCRAMBLER

トライアンフ STREET SCRAMBLER

新車 6

価格種別

中古車 6

本体

価格帯 125.5~128.1万円

127.1万円

諸費用

価格帯 10.35~12.52万円

11.09万円

本体価格

諸費用

本体

105.73万円

価格帯 88.56~112.88万円

諸費用

7.05万円

価格帯 4.44~7.11万円


乗り出し価格

価格帯 135.85~140.62万円

138.19万円

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112.79万円

価格帯 93~119.99万円

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