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【Tuono V4 1100 Factory(2019) 試乗インプレ】電子制御満載!クラス最強のストリートファイター!

【アプリリア Tuono V4 1100 Factory】
ディテール&試乗インプレッション

アプリリアのフラッグシップスーパースポーツ「RSV4」のストリートファイターバージョンである「Tuono(トゥオーノ)」。
これまでは排気量が999ccでしたが、今回のモデルチェンジでは排気量は1,077ccにアップし、2019年モデルより足回りにはオーリンズ製電子制御サスペンションを新たに搭載しています。

現存するV4エンジン唯一のストリートファイター。クラス最強のスペックや走りについてインプレしていきます!

走りを体現したアグレッシブなスタイル

【全長/全幅/全高】

2,070mm/-mm/-mm

【車両重量】

209kg(燃料90%搭載時)

これまでのトゥオーノはRSV4とは大きく異なる外観でしたが、エンジンや電子制御もRSV4と共通の為、他社よりもアグレッシブな走りを楽しめるストリートファイターでした。
今回のモデルチェンジでは、RSV4譲りの3眼ヘッドライトとシートカウルに変更されたことで「RSV4をそのままバーハンドルに変えただけ」とも言えるほど、スタイルまでアグレッシブになっています。

足つき

【シート高】

825mm

【足つき】

シート高は決して低くないものの、足つきは思っていた以上に良好です。
直4エンジンに比べV4エンジンは幅が狭いこともあり、シート周辺がスリムになっていることも足つきに影響しているようです。

▲シート高:825mm(スタッフ身長180cm)
▲シート高:825mm(スタッフ身長173cm)

RSV4譲りのヘッドライト

ヘッドライトはRSV4譲りのデザインに変更。テールライトにLEDを使用している以外は全てハロゲンとなります。
従来モデルやRSV4の灯火類もほとんどがハロゲンを使用していましたが、モデルチェンジ後も変わらずのようです。

【ヘッドライト】

【テールライト】

あらゆる情報を表示するTFTディスプレイ

これまではアナログのタコメーターとデジタルディスプレイの組み合わせでしたが、新たに4.3インチのTFTカラーディスプレイを搭載。走行に必要な情報はもちろんのこと、電子制御の設定、バンク角やスロットル開度、ブレーキの入力状況などあらゆる情報が表示されます。
また、自身の携帯電話と車両をBluetoothで繋ぐことで、電話の着信、発信も管理する事ができます。

▲4.3インチTFTカラーディスプレイ

電子制御をコントロールするスイッチボックス

スロットルはライド・バイ・ワイヤを採用。左スイッチはアプリリアの電子制御システム「APRC(アプリリア・パフォーマンス・ライド・コントロール)」を制御するボタンが複数設置されています。
各種設定は左スイッチ右上のジョイスティックを使用しますが、ATC(アプリリア・トラクション・コントロール)とAWC(アプリリア・ウイリー・コントロール)は、走行中でもスロットルを戻すことなくボタン操作のみで即座に変更が可能です。
他にも設定した速度以上出ないように制限をかけるAPL(アプリリア・ピット・リミッター)や、長距離ツーリングなどに活躍するACC(アプリリア・クルーズ・コントロール)が新たに加わっています。

最先端の足回り

【ホイール】

フロント:120/70-ZR17
リア:200/55-ZR17

軽量なアルミホイールを装備。リアタイヤの幅もこれまでの190mmから、より走りを追求した200mmへとサイズアップしています。
装着するタイヤはピレリ製のディアブロスーパーコルサとなり、タイヤのグリップも抜群でした。

▲フロント:120/70-ZR17
▲リア:200/55-ZR17

【ブレーキ】

フロント:330mmフローティングディスク+ブレンボ製M50モノブロック4ピストンラジアルマウントキャリパー
リア:220mmディスク+ブレンボ製2ピストンフローティングキャリパ

前後共にブレンボ製のブレーキシステムを装備。特にフロントは、ディスクサイズが従来モデルの320mmから10mmサイズアップしています。
ボッシュ製9.1MPコーナリングABSは3段階から設定が可能です。

【サスペンション】

フロント:オーリンズ製電子制御NIXテレスコピック倒立フォーク
リア:オーリンズ製電子制御モノショックビギーバックタイプ

2019年モデルから前後共にオーリンズ製の最先端の電子制御サスペンションを装備。車両情報をリアルタイムに解析し、1秒毎に自動で油圧特性を調整するセミアクティブモードと、予め設定された3つのライディングモードをベースに、動作設定を微調整可能なマニュアルモードの2つのモードが選べます。
ステアリングダンパーにもオーリンズ製の電子制御タイプを装備しています。

伝統の65°V4エンジン

最大出力:175hp(129kW)/11,000rpm
最大トルク:121Nm/9,000rpm

アプリリアの代名詞ともいえる65°V型4気筒エンジンは、RSV4をベースに中低速トルクよりに味付けされています。最高出力も現行SSの200hpとはいかないものの、175hpと十分すぎる程にパワーアップ。
有り余るパワーも電子制御によって、ライディングシーンに合わせた適切なパワーで操ることができるのも魅力の1つです。

モデルチェンジに合わせてクイックシフターはアップだけでなく新たにダウンにも対応。クラッチを使わずにシフトダウンできるだけでなく、適切な回転数に合わせてくれるので、サーキットだけでなくツーリングでも疲労軽減に貢献してくれる優れものです。

シフターによって隠れがちですが、クラッチにはスリッパークラッチを搭載しています。

▲アップとダウンに対応したクイックシフター

大容量タンク

タンク容量:18.5L

RSV4と共通のタンクは、大容量でロングツーリングにも十分対応出来そうです。(燃費はあまり良くはなさそうですが…)
タンクの形状も良く、ニーグリップなど足をホールドしやすいです。

シングルシート形状のシート

シングルシート形状のシートカウルもRSV4と共通デザインとなります。カバーをタンデムシートと交換する事でタンデムも可能となります。

気になる販売価格は!?

メーカー希望小売価格(消費税8%込み)

2,052,000円
※2019年9月現在

これだけの装備となると200万越えも納得ですが、ほぼ同等の装備でRSV4が250万以上と考えるとむしろオトクなくらいでしょうか?

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まとめ

今回の走行ではトラクションコントロール(ATC)とライディングモードに絞って設定を変えて走ってみましたが、少しの走行でも電子制御の効果を体感することができました。
ATCを強めに設定して走ると、コーナー時には頻繁にATCの介入を伝えるインジケーターが光っていました。特に一番強くして走った際にはコーナー立ち上がりで介入が強く、思ったように立ち上がれないほどでした。
サーキットでもないのにこんなにもハッキリとトラクションコントロールの介入を感じられたのは初めてで、感度の高さに驚きです。

ライディングモードも「Track、Sport、Road」と試してみましたが、公道ではRoadでも十分すぎる程のパワーを体感できました。Track、Sportと変えていくと、パワーが上がったというよりもスロットルのレスポンスがより鋭くなっていくのが感じられます。
これほどのパワーを持ちながら余裕をもって体感できるのも、最新の電子制御のお陰とも言えるでしょう。正直言ってトラクションコントールやウィリーコントロールが無ければ、楽しむ間もなくふっ飛ばされていたかもしれません・・・

一見すると「どこで使うの?」と言いたくなるほどの豪華装備ですが、電子制御はサーキットでより安全にタイムを出すためだけでなく、ストリートでもライダーに安心と余裕を与えてくれるものだと感じました。

Tuono V4 1100 Factory 主要諸元

エンジン 4 ストローク 水冷 65°V 型4気筒 DOHC 4バルブ
総排気量 1,078 cc
ボア / ストローク 81mm / 52.3mm
最大出力 175 HP(129 kW) / 11,000 rpm
最大トルク 121 Nm / 9,000 rpm
燃料供給システム 電子制御燃料噴射システム、マレリ製 48mm スロットルボディ、 ライド・バイ・ワイヤ エンジンマネージメントシステム
点火方式 電子制御イグニッションシステム
潤滑方式 ウェットサンプ
始動方式 セルフ式
トランスミッション 6 速カセットタイプ アプリリアクイックシフト(AQS)付フルクロスレシオ
1速: 2.600
2速: 2.063
3速: 1.700
4速: 1.455
5速: 1.308
6速: 1.222
一次減速比 1.659
最終減速比 42/15 (2.8)
クラッチ 機械式スリッパーシステム付湿式多板クラッチ
フレーム アルミツインスーパーフレーム、Öhlins製 Smart EC 2.0電子制御ステアリングダンパー
サスペンション(F) Öhlins製Smart EC 2.0電子制御NIXテレスコピック倒立フォーク Φ43mm ホイールトラベル125mm
サスペンション(R) Öhlins製Smart EC 2.0電子制御モノショックビギーバックタイプ ホイールトラベル130mm
ブレーキ(F) 330mm 軽量ステンレス製フローティングデュアルディスク、ブレンボ製M50モノブロック ラジアルマウント 30mm 4 ピストンキャリパー
ブレーキ(R) 220mm ディスク ブレンボ製 32mm 2 ピストン フローティングキャリパー
ABS ボッシュ製9.1MP コーナリングABS 3マップ
ホイール(F) 3.5J x 17 軽量アルミホイール
ホイール(R) 6.0J x 17軽量アルミホイール
タイヤ(F) 120/70-ZR17
タイヤ(R) 200/55-ZR17
全長 2,070mm
ホイールベース 1,450mm
シート高 825mm
燃料タンク容量 18.5 L
車両重量 209kg(燃料90%搭載時)
参考予定価格 2,052,000円(消費税8%込)
カラー スーパーポール

アプリリア TUONO V4 1100 Factoryの価格情報

アプリリア TUONO V4 1100 Factory

アプリリア TUONO V4 1100 Factory

新車  2

価格種別

中古車  1

本体

価格帯 199.8~205.2 万円

202.5 万円

諸費用

価格帯 15.02~15.56 万円

15.29 万円

本体価格

諸費用

本体

148 万円

価格帯 148 万円

諸費用

5.94 万円

価格帯 5.94 万円


乗り出し価格

価格帯 214.82~220.76 万円

217.79 万円

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153.94 万円

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アキヒト

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投稿者プロフィール

・身長:173cm
・バイクの所有歴(所有が古いもの順):Today→NSR250(88)→VTR250(09)→CBR900RR(92)→ZOOMER→トリッカー(04)
・主なバイクの楽しみ方:サーキット、レース
・免許・ライセンス:普通自動車免許、大型自動二輪免許、中学・高校教員免許、漢検3級、MFJ国内ライセンス
・特技:耐久レースで走り続ける

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