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バイクを選ぶために、まずはどんなタイプがあるかを知ろう

初めてバイクを選ぶ時、デザインに惹かれて決める方が多いと思います。もちろんデザインで選ぶのも重要ですが、予備知識としてバイクにはどんなタイプがあるのかを知っておくと、よりバイク探しの幅が広がります。
例えば、「外装の無いエンジンが剥き出しのバイクが欲しい」と思っていたとして、それに当てはまるタイプは「ネイキッド」「ストリートファイター」「クラシック」など複数あるんです。自分が欲しいバイクはどんなタイプなのかを知っておくと、よりバイク選びも楽しくなりますよ。今回は代表的なタイプに絞ってご紹介します。

「ネイキッド」

ネイキッド

「ネイキッド」とは、日本語で「裸」を意味します。バイクのネイキッドもその言葉のように、車体に外装(カウル)が付いておらず、エンジンが剥き出しになっているデザインを指します。
外装が無い以外のデザインの特徴として、ヘッドライトは丸目や角目一灯、フレームの形状はダブルクレードルタイプ、サスペンションはフロントは正立フォーク、リアはツインショック、カウルはテールのみなのが代表的です。

皆さんも一度はお世話になったことがあると思われる、教習所のCB400SFがまさにこのネイキッドに当てはまります。
一般的にバイクと言われて想像するデザインはCB400SFのようなデザインではないでしょうか。

▲ホンダ CB1300SF
▲カワサキ ZRX400

ストリートファイター

ネイキッドと同じ様に外装の付いていないバイクの中でも、より走りに特化しているのが「ストリートファイター」になります。なぜ走りに特化していると言えるのかというと、ストリートファイターはスーパースポーツ譲りのハイパワーエンジンや機動力の高い足回りを搭載しているからです。
「スーパースポーツからカウルを外したバイク」と言われるほどですが、ネイキッドとの大きな違いは、異形や多眼のヘッドライト、反り上がったテール、前傾姿勢のポジションなど攻撃的なデザインになります。

ストリートファイター誕生の由来は、スーパースポーツに乗る海外の若者が転倒してカウルが割れた際に、カウルを直すお金が無かったので、カウルを全て剥いだカスタムが若者の間で広まったことが始まりと言われています。
元々はカスタムの1つだったストリートファイターですが、今では各メーカーから正式にモデルとして販売されるほど浸透しています。

▲トライアンフ StreetTripleRS SpeedTripleRS
▲ヤマハ MT-10

クラシック

「これがクラシックモデル」と明確にするのは難しいですが、強いて言うなら丸目単眼のヘッドライトにフラットに近いシート、空冷の単気筒、または2気筒エンジンを搭載したバイクが代表的です。部分部分で見るとストリートと差が無いように思えますが、デザインは古き良き時代のカフェレーサーを模したオールドスタイルが特徴的です(要するに意図的に古いデザインにしているバイク)。

▲カワサキ W800
▲ヤマハ SR400

ネオクラシック

現代のパワフルなエンジンや機動力の高い足回り、電子制御などを搭載しつつ、外観はクラシックスタイルのデザインを採用していることから「ネオクラシック(ネオレトロ)」と呼ばれています。元々欧州を中心に人気のカスタムスタイルでしたが、2010年代頃から各メーカーがネオクラシックスタイルのバイクを販売したことで一気に人気となりました。

▲カワサキ Z900RS
▲スズキ KATANA

「フルカウル」

スーパースポーツ

サーキットやレースを走ることを前提に、各排気量毎に高出力のエンジンと高い機動力を備えたバイクです。
既に紹介したネイキッドとの最大の違いはそのデザイン。空気抵抗を考慮して車体全体がカウルに覆われています。ハンドルはバーハンドルではなく、左右のフロントフォークに直接付けられたセパレートタイプ。シート高も高く前傾姿勢が強いポジションです。元々は1,000ccや600ccのハイスペックモデルのことを総称して「スーパースポーツ(SS)」と呼んでいましたが、近年の250ccスポーツモデルの盛り上がりもあり、各排気量毎のスポーツモデルを指すようになります。

▲ヤマハ YZF-R1
▲カワサキ ニンジャ250

レーサーレプリカ

現代のスーパースポーツが流行する前、主に1980年代に生まれた走りに特化したバイクのことを指します。スーパースポーツは最先端の技術を投入しつつも、あくまで誰でもスポーツ走行を楽しめるように作られていますが、逆にレーサーレプリカは、街乗りなどの日常的なシーンでの使用を度外視し、純粋にレースで勝つことを目的に作られたバイクとなります。特に250ccクラスでは軽量パワフルな2ストロークモデルや、高回転の直列4気筒エンジンを積んだモデルなど様々なバイクが登場しました。

▲ホンダ NSR250R

フルカウル

車体がカウルに覆われているバイクの総称。「フルカウル=スーパースポーツ」と思われがちだが、スポーティなデザインながらスーパースポーツほどポジションがキツくなく、エンジンもマイルドになって街乗りやツーリングに適したバイクも多く存在する。スーパースポーツほど走りに突出した性能は求めていないが、カウルに覆われたバイクが好きと言う人にはオススメです。

▲カワサキ ニンジャ650
▲ホンダ CBR400R

ツアラー

高速道路などの高速走行時や長距離ツーリングなどでの快適性に特化したバイクのこと。多くはフルカウルとなりますが、こちらは速さよりも走行風によりライダーが受ける風の抵抗を減らすことが目的です。一昔前は全体的にどっしりとした印象のデザインが多かったですが、近年ではスーパースポーツのようなシャープなデザインが増えてきました。ポジションもスーパースポーツよりもハンドル位置は高く、タンデムツーリングも快適になるようなシートになっています。

▲ヤマハ FJR1300AS
▲スズキ GSX1300Rハヤブサ

「オフロード」

オフロード

舗装された道を走ることを前提にしたバイクのことを「オンロードバイク」としたとき、舗装されていない道を走るために作られたのが「オフロードバイク」となります。荒れた路面や林道、水たまり、段差など、様々なシチュエーションに対応できるように、ブロック状のタイヤを履き、幅広いハンドルバーとスリムな車体とシート、エンジンが高い位置にあり最低地上高を稼ぐために車高は高めで、それに伴い前後サスペンションのストローク量も長いのが特徴です。道なき道を走ることができる唯一のバイクとも言えます。車体も軽量なので、少々の転倒くらいでは壊れにくいのも魅力。

▲ホンダ CRF450L
▲ヤマハ セロー250

モタード

オフロードモデルをベースに前後17インチのオンロードタイヤを装着したモデル。スーパーモタードと呼ばれるアスファルトと未舗装路が混ざったコースで行われるレースで使われていたバイクを基に誕生しました。
タイヤだけでなく、足回りもオンロード寄りに強化されていて、軽量な車体とトルクフルなエンジン、キビキビと走る足回りの組み合わせがクセになるバイクです。

▲ホンダ CRF250M
▲アプリリア SX125

アドベンチャー

今でこそ「アドベンチャー」という名称で親しまれていますが、一昔前は「ビッグオフ」「デュアルパーパス」とも呼ばれるように長距離ツーリングでの快適性と悪路での走破性を両立した、オフロードバイクとツアラーの良いところを組み合わせたようなバイクです。主に大排気量に多いタイプでしたが、2010年代頃から250ccクラスにもアドベンチャーバイクが各メーカーから登場し、近年ではハイテクな電子制御をいくつも搭載したモデルも登場するなど、いま盛り上がりを見せるジャンルの1つです。

▲スズキ Vストローム1000/XT
▲ホンダ CRF250 RALLY

「クルーザー/アメリカン」

V型二気筒エンジンと低い車高、長いホイールベース、フォークは他のバイク以上に角度がついている独特のスタイルが特徴的です。ライディングポジションも独特で、ハンドルは手元まで伸びてきて、足は前方に投げ出すスタイルと、「クルーザー」という呼び名の通り、長距離走行でも楽なゆったりとしたポジションになっています。大きな車体がほとんどですが、シート高が低いので足つきはとても良いです。

このクルーザーの代名詞とも言えるのが「アメリカン」の呼び名の基ともなったハーレーダビッドソンのバイクたちです。クルーザーのスタイルはこのハーレーダビッドソンのバイクからきていることもあり、このスタイルを真似て作られたバイクを「アメリカン」と呼ばれています。アメリカの広大な大地をクルージングするために生まれたハーレーダビッドソンは、まさにクルーザーの代表と言えるでしょう。

▲ヤマハ ドラッグスター400
▲ハーレーダビッドソン ローライダー

「ミニバイク/ミニモト」

一般的に125cc以下のミッションバイクのことを総称して「ミニバイク」と呼ばれています。バイクの区分は原付と同じとなるので、高速道路は走れませんが税金や保険が安いというメリットがあります。また、カスタムパーツが豊富でボアアップキットを組むことで自分で排気量を変えられるなど、カスタムが好きな人には持って来いのバイクになります。最近では前後17インチホイールを装着し、250ccと大差無い車格の「原二バイク」も多く登場しています。

▲ホンダ モンキー50
▲ホンダ モンキー125

「スクーター」

原付スクーター

50cc以下のスクーターの総称。スクーターはマニュアルバイクと異なりギアチェンジが無いので楽で手軽に乗れるのが魅力です。
スクーターに限られて話ではありませんが、50cc以下は速度は30km、二段階右折などいくつかの制限があります。それでも普通自動車免許で運転出来たり、駅前の駐輪場に停められるスペースがあったりと利便性が高いことで人気です。

▲ホンダ ダンク
▲スズキ アドレス50

原付二種スクーター

排気量が125cc以下のスクーターの総称。原付スクーターと変わり、制限速度と二段階右折の制限が無くなるので利便性がさらに向上します。コンパクトな車体と収納スペース、維持費の安さからセカンドバイクとしても人気の高いジャンルとなります。通勤でも原付二種スクーターがよく使われています。

▲ヤマハ BWS125
▲スズキ スウィッシュ

150ccスクーター

近年浸透してきたスクーターの新たなジャンル。車体は原付二種スクーターとほとんど変わらないものの、排気量が125cc以上となったことで高速道路も走れるようになります。原付二種の便利さはそのままに、必要に応じて高速道路も走れるという使い勝手の良さが人気となっています。ただ、ナンバーや保険、税金は250ccクラスと同等になるので、維持費は原付二種よりも上がってしまいます。

▲ホンダ ADV150
▲ヤマハ NMAX155

ビッグスクーター

2000年代に一大ブームを巻き起こしたのが250ccクラスのスクーター、通称「ビッグスクーター」。クルーザーのようなゆったりとしたライディングポジションに快適なシート、シート下の大容量な収納スペースにオートマチックによる楽な操作など、当時の若者を中心に人気を集めました。ローダウンを筆頭にカスタムも豊富で、「スクーター=便利」なイメージを覆したジャンルでもあります。

▲ホンダ フォルツァ
▲ヤマハ マグザム

まとめ

簡単ではありますが、バイクタイプについてを紹介してきました。バイクタイプから探すことで、同じようなタイプでまだ知らないバイクを見つけるきっかけにもなります。なんとなく形はわかっていても、どんなタイプになるのかわからなかったバイクがあれば、この機会に調べてみてくださいね!

   

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