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【CBF190TR 試乗インプレ】CB-Rシリーズのデザインにスクランブラーテイストをプラス!?

▲photo by Atsushi Sekino

【ホンダ CBF190TR】
ディテール&試乗インプレッション

今回紹介するCBF190TRは、CBF190Rと車体、エンジンを共用しながらも、アップライトなバーハンドルに丸目一灯という、ネオクラシカルともいうべきスタイリングが与えられたモデル。生産しているのは中国の新大洲(シンタイシュウ)ホンダだが、国産車から外国車、中古車を扱うSOXが独自に輸入販売をスタート。このCBF190TRを元初心者向けオートバイ雑誌編集長の谷田貝 洋暁が試乗インプレッション。

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1.CB-Rの流れをくむスタイリング

【全長/全幅/全高】2,019mm/822mm/1,083mm
【車両重量】142kg
【軸間距離】1,356mm
【最低地上高】150mm

丸目一灯のヘッドライトにバーハンドル、そして横からのシルエットが台形になるデザインは、紛れもなく“ネオスポーツカフェコンセプト”。CB250RやCB1000RなどのCB-Rシリーズと同一のデザインエッセンスを感じる。しかし、足元を見るとオフロードテイストが強めの無骨なタイヤにタックロール風のフラットシートなど、最近流行りのスクランブラーテイストも加えられているようだ。もしかしてこのCBF190TR、ダートも走れちゃったりするのだろうか!?見れば見るほどそんな期待が高まってくる。

【販売価格】

STD:レッド、ブラック、マットシルバー、グレー:349,000円(税込)

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2.バーハンドルでアップライトなポジション

【シート高】787mm

エンジン、メインフレームを共用する兄弟モデルのCBF190Rよりも少々シートが高められている。身長172cm・75kgの筆者だと、踵までなんとか着く良足つき性。軽い車体のおかげで取り回しも楽チンだ。上半身はほぼ垂直になるので、通勤通学はもちろん、ツーリングで丸一日走ってもポジションが理由でつらくなることはなさそうだ。

3.どんなライディングもばっちりキマる! -実走インプレッション-

▲ハングオン
▲リーンアウト

乗り方はリーンアウトもハングオンも自由自在

走り出した瞬間に、こいつにはやっぱり“ネオスポーツカフェコンセプト”の血が流れていると確信させられる。“ネオスポーツカフェコンセプト”とは、ホンダの国内ラインナップで言えばCB125R、CB250R、CB650R、CB1000R。つまりCB-Rシリーズのことで、前後にショートなボディに丸目一灯ヘッドライトといったシリーズに一貫する外見的特徴がある。だがこのCBF190TRからは、デザイン的な上部だけの要素だけでなく、走りに関してもしっかりと“CB-Rシリーズらしさ”が感じられるから嬉しくなってくる。

一番にそれを感じるのは、CB-Rシリーズならではの自由度の高いライディングポジションだ。アップライトなポジションに、幅広のバーハンドルを組み合わせたことで、バイクの上でライダーが荷重コントロールのために動きがしやすく、好みに合わせていろいろなライディングスタイルが取れる。そんなキャラクターもしっかりとCBF190TRには受け継がれているのだ。

例えばハングオン(ハングオフともいう)。腰を大きくイン側に落としながら膝を出し、イン側に重心を大きく移動させることでバンク角を稼ぐ、コーナリングスピード重視のライディングスタイル。スーパースポーツ系のセパレートハンドルのマシンは自ずとこの走り方になるものだが、バーハンドルのCBF190TRでも、このダイナミックなライディングスタイルが楽しめる。

次にリーンアウト。ハングオンとは逆にライダーの重心をバイクの中心線よりもアウト側に大きく移す乗り方だ。コーナリングスピードに対するバンク角は減るものの、後輪が滑り出したような場合にも抑え込みが効き、コントロールしやすくなるといった効用がある。まぁ、セパレートハンドルのマシンでもリーンアウトは可能だが、ここまでアウト側に気持ちよく肘を出しながら旋回できるバイクもなかなか珍しい。

CBF190TRは、オフロードバイクのようなアップライトなポジションとワイドなハンドルのおかげで、ライダーがバイクの上で動きやすく、オンロードからオフロードまで、いろいろなライディングスタイルが取りやすいというワケ。まぁ、どちらの乗り方にも長所や短所があるものの、好みや気分、路面状況に応じて柔軟にライディングスタイルを切り替えられるのは乗り物として大きなアドバンテージ。それだけ走りの楽しみ方も広がるってものだ。

さて、オンロード乗りはもちろん、オフロード乗りしてもここまでコントローラブルだと、次に試したくなるのはダート性能。まぁ、見た感じの装備は“スクランブラー風”だし、念の為ジャリ道も走ってみちゃう?なんて軽いノリだったのだが、これが予想外に具合が良くって!?

4.おまけにダートもそこそこ走る!

最近は大昔のオフロードバイクのスタイルを模した“スクランブラースタイル”と呼ばれるジャンルのバイクが海外メーカーを中心に増えてきている。ドゥカティ、トライアンフのスクランブラーシリーズやハスクバーナのスヴァルトピレン、ファンティックのキャバレロなどだが、あくまで格好だけの“風”で、本当のダート性能を追求したモデルは意外と少ない。とはいえ、ブロックパターンの強いタイヤに、テーパーハンドル。しかもエンジンには小さいがガード風のカバーまで付いていれば、やっぱりダートも走ってみたくなるってもんだろう(笑)。

いざCBF190TRでジャリ道を走ってみると、意外とイケるというのが正直な感想だ。コンパクトで軽い車体はダートでもやっぱり扱いやすく、ワイドなハンドルのおかげで押さ込みも効く。スタンディング走行をしてみても、それほど操作系に違和感がない。つまりCBF190TRは、予想以上にダート適性が高かったのだ。

もちろん、純然たるオフロードバイクのような飛んだり跳ねたりの走りはできないが、フロントブレーキにはロックによる転倒を防ぐABSも付いているし、もし旅先でダートに出会っても、コンパクトなCBF190TRとならなんとかなりそうな気がしてくるのだ。それに本当にダートを走ることはなくとも、“コイツとなら行こうと思えば行けるんだ!”。そんなひと握りのアドベンチャースピリッツがあるだけで、旅はぐっと楽しくなるものだ。

5.ディティール メーター&灯火器

【表示項目】

スピード/エンジン回転数/燃料残量/時計/オドメーター/トリップメーター×2/ギヤポジション
灯火類は、テールランプ、ウインカーなどを含めフルLEDで、HI/LOのヘッドライトはプロジェクタータイプ。デザインはウインカーよりもヘッドライトが低く、リングライトを採用するあたりもCB-Rシリーズと一緒だ。必要にして十分な表示機能を持ったフルデジタルメーターの横には携帯電話などの充電に便利な5V・2AのUSB端子を装備している。

6.ディティール 走行性能

エンジン

【エンジン形式/排気量】空冷4ストローク OHC単気筒/184cc
【最高出力】12.4kW/8,000rpm
【最大トルク】16.3Nm/7,000rpm

排気量は184ccと少なめだが法律的に高速道路も走行可能。最高出力は16ps/8,000rpm、トルク1.6kg-m/7,000rpm。ギヤは5段変速で空冷であることもあり、常用速度は110km/hくらいまでの印象だ。一般道なら上り坂ではちょっと非力に感じることもあるが、排気量を考えれば十分。信号待ちからの発進加速などで不足を感じる場面もとくになかった。

ハンドル

ハンドルは途中で太さが変わるテーパータイプ。オフロードバイクによく見られるハンドル形状で、剛性が高くスポーツ性重視な証だ。幅は822mmとワイドでアップ目のポジションに設定されている。

足まわり

【タイヤサイズ】フロント:110/70R-17/リヤ:140/70R-17
フロントフォークはΦ36mm(実測)の倒立タイプで、リヤはリンクレスだがスポーティなモノショックを採用し、付属の工具によるプリロード調整も可能だ。ボコボコとしたブロックパターンが大きめのオフロード風タイヤはCST(チェンシン)製のバイアスタイヤ。もちろんチューブレス。

ブレーキ

【フロント】ニッシン片押し2ポット/ペータルディスク
【リヤ】ニッシン片押し1ポット/ペータルディスク

放熱性確保のために表面積を増やしたペータルディスクを採用するブレーキまわり。フロントブレーキは急ブレーキによる握り転けを防止するABS(アンチロック・ブレーキ・システム)を採用しており、初心者も安心。

アンダーエンジンカバー


岩角ヒットからエンジンを守るほど防御力は高くなさそうだが、タイヤからの飛び石くらいならガードしてくれそうなカバーを装備。これがあるだけでオフロードキャラの雰囲気が一気にアップするものだ。

シート


凹凸でホールド感を高めるタックロール加工が施されたシートは、スクランブラースタイルのフラットタイプを採用。おかげでライダー側のスポンジは厚めでボリューム感があって座り心地もいい。

インジェクション


燃料供給装置には、燃費性能に優れる電子制御式噴射(PGM-FI)、いわゆるインジェクションを採用。きちんと調教されており、低価格海外輸入車にありがちな、アクセル操作に対するレスポンス遅れや、不足感はない。

7.ディティール ユーティリティ

燃料タンク

【燃料容量】10.5L
オーソドックスな形状を採用する燃料タンクは、内部容量10.5L。ガソリンは無鉛レギュラー指定で、給油口はヒンジ付きで、開口部も大きく給油ノズルも差し込みやすい。

ヘルメットホルダー


シート下の前方にはフックタイプのヘルメットホルダーを装備(左右2箇所)。バイクから離れるときにヘルメットを置いていけると便利だ。

タンデムステップ


タンデムステップステーはライダーステップから伸ばしている。おかげでスッキリとしたリヤテールデザインになっている。タンデムステップのヒールガードは積載時のフックポイントにもなる。

収納式荷掛けフック

タンデムシートの裏側には折りたたみ式の荷掛けフックを装備している。位置的に積載の方法が限定されそうだが、それでもないのとあるのでは大きな違いだ。

スイッチボックス

【右】スタータースイッチ/ヘッドライトON&OFF/キルスイッチ
【左】ヘッドライト切り替え&パッシング/ウインカー/ホーン

スイッチボックスにLEDが内蔵されており、暗い場所では各スイッチ項目が光る。おかげで夜間走行時の操作ミスが少なくなって便利!

左右非対称シュラウド

タンク下部から左右に張り出したシュラウドのデザインが、左右で変えられているのが面白い。内部に収まるホーンなどの電子部品のサイズに合わせて左右非対称に作り変えている感じだ。

ナンバーステー

リヤ周りをスッキリとしたデザインにするために、ナンバーステーはスイングアーム左側にマウント。“ネオスポーツカフェコンセプト”のCB1000Rにも採用される手法だ。

まとめ

なんでもできるオールマイティ 時にはダートも走っちゃえ!?

軽く、アップライトなポジションで取り回しも楽なCBF190TRは日常使いにとっても便利なうえ、高速道路もそこそこ走れるのだから、ツーリングにだって出かけられる。それにスクランブラー風のスタイルは伊達にあらず。フラットダートぐらいなら、予想以上に楽しめるぞ!

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谷田貝 洋暁

谷田貝 洋暁 フリーランスライター

投稿者プロフィール

1974年3月12日、千葉県八千代市生まれ。“旅のにおい”のする道具が好きでバイクに限らず、カヌー、山スキーなどでフラフラと出かけるのが趣味。それがこうじて山小屋アルバイトに、北海道の鮭バイ、沖縄での製糖工場など、しばらく“職業旅人”だったが、21世紀になったところで運良くバイク雑誌編集部に拾われ二輪業界へ。女性ライダー向けの『レディスバイク』 、ミドルクラス専門誌『Under400』、ビギナー向けの『タンデムスタイル』などの二輪雑誌の編集長を務めた後、2019年からフリーランスとして活動開始。誰にでもわかりやすい記事を書くことを信条に、二輪媒体に寄稿したバイクレビュー/試乗記事は約1000稿。ただし、ダート要素がちょっと多めだ。

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