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【バイクの基礎知識】オフシーズンにショップにお願いしたい作業シリーズ(サスペンション編)

題してショップにお願いしたい作業シリーズ

徐々に寒さが増してきて、地域によってはバイクもオフシーズンになりつつあります。
そんな乗車頻度の少なくなるオフシーズン中に、「ショップにお願いしておくと楽な作業」をご紹介します。
乗らない間に愛車をしっかりと整備して、シーズンインに備えましょう!

サスペンションのメンテナンス

ところで「エンジンオイルは自分で交換する」って方、多いですよね。オイル交換はまさにDIYの基本のキ!といった作業です。いろんな雑誌やサイトでも「3000kmから5000kmでオイル交換」「2回に1回はオイルフィルターも交換」「ガスケットやOリングの使い回しはやめよう!」といった内容で、作業の進め方が載っています。それこそ車種ごとに解説されているものも多いので、整備初心者でも比較的チャレンジしやすい整備だといえます。

しかし、バイクでオイル交換が必要なのはエンジンオイルだけではありません。例えば、サスペンションに使われているオイルも劣化するので、定期的に交換が必要となります。劣化していくサスペンションに慣れてしまって、乗り味が悪くなっていることに意外と気づかないことも少なくはありません。メンテナンスを定期的に実施することで、安定した性能を維持することができます。

ところが、サスペンションのメンテナンスにはサスペンション本体の脱着や分解が必要となり、エンジンオイルの交換と比べて遥かに時間がかかり難易度も高いです。このような作業こそ、オフシーズン中にショップにお願いしておくことで、シーズンインから快適なバイクライフを送れます!

サスペンションは自分でメンテナンス出来るのか?

先ほど、サスペンションのメンテナンスは時間もかかり難易度も高いと言いましたが、具体的にはどんな作業が必要なのか。どんな道具が必要なのか。サスペンションには大きく分けて、フロントフォークとリアショックの2つがありますので、それぞれ簡単に解説してみたいと思います。

フロントフォーク

DIYでのやり方が色んな所で解説されているフロントフォークですが、一般的なハンドツール以外にも専用の特殊工具は結構多いです。パッと思いつくだけでも以下の工具が必要です。

・メンテナンススタンド前後(車体を浮かしてサスペンションを外すため)
・長ーいエクステンションバー
・ダンパーロッドの廻り止め(特殊工具)
・スライドハンマー(オイルシール交換用)
・スプリングコンプレッサー(倒立フォークの場合など)

フロントフォークを外す際はフロントタイヤも外すため、車体を浮かす必要があります。メンテナンススタンドの代わりに車体を宙吊りにしたり、ジャッキを使って車体を支えたりする人もいますが、作業中は車体が不安定な状態となります。とても危険なので、車体を安全に支える術がなければ無理に作業しない方が良いでしょう。
また、オイルや消耗部品の他に上記のような工具が必ず必要となり、フォークの状態や種類によってはさらに専用の工具が必要な場合があります。スライドハンマーの代わりに塩ビパイプを使うといった節約テク?もありますが、あまりオススメはできません。

リアショック

リアショックについては、フロントフォークに比べてDIYメンテナンスについての読み物を見かけることが少ないと思います。なぜなら、

・非分解構造のサスペンションも多く、分解するだけでも大変。場合によっては元に戻すのに溶接が必要な場合も。
・ショック内部に使われている色々な消耗部品は、単品で部品の設定がないことがほとんど。そのため内部パーツの新品交換が容易に出来ない。(ウェビックでも売ってません!)
・部品とオイルの交換だけでなく、窒素ガスの注入など一般家庭ではまず置いていない専門の機材も必要となる。
・電子制御式のサスペンションは更に複雑な構造のため、サスペンションの専門店レベルでなくては対応出来ない場合も。

基本的にリアショックについては、各調整機構を利用したセッティングの他に外観の清掃くらいしか個人で出来ることはないです。傷んだり消耗したら専門店にオーバーホールを頼むか、社外品へのリプレイスしか選択肢はありません。

なぜショップにお願いするのか

ここまでお話をしていれば、なぜサスペンションのメンテナンスをショップにお願いするのが良いのかおわかりいただけたと思います。
比較的単純な構造の正立フロントフォークであれば、分解整備・オイル交換くらいなら『やる気』があって、作業できるだけの『工具』と『場所』さえあれば知識が無くても覚えながら作業ができるかもしれません。

しかし、リアショックのメンテナンスは多くの場合、まず一般のユーザーには不可能です。フロントとリアが同時に作用するのが大事なサスペンションなのに、頑張って工具を揃えてチャレンジしても、現実的に自分でメンテナンスが出来るのはフロントだけ。せっかく時間もお金もかけたのに、どう頑張っても結果的に片手落ちの作業に終わってしまうのはちょっと切ないですよね。ライディング時のコンディションを良い方向に持っていくための整備であれば、なおさらです。(見た目は何も変わらないですが)

また、サスペンションの整備はショップにお願いしても一日で済む、というような内容ではありません。だからこそ乗車頻度が少なくなるオフシーズンのうちにお願いしておくことをオススメします。
来シーズンは、より良くなった愛車で気持ちよく走りませんか?

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