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時代の最先端はスーパーカブC125!? 究極のビジネスバイクは贅沢な趣味バイクへと変貌していた【国道246号試乗インプレ】

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こんにちは!ウェビックスタッフの銀です。今回はホンダのスーパーカブC125を、片道30キロの通勤ルートを中心に実際に走ってみた感想をレポートします。

普段、私は片道約30キロの道のりをヤマハ NMAXで通勤しています。ルートとしては、約1/3は渋滞がひどく、すり抜けが多いストップ&ゴーの道で、2/3は流れの早い国道の幹線道路、主に国道246号線を走るルートです。今回のスーパーカブC125も同様のルートで走行しています。

ずっと購入に二の足を踏んでいたスーパーカブC125についに試乗

「片道30キロも通勤で走っているなら、バイク通勤の参考になるモトレポを書くのにちょうどいいですね。色々なスクーターに乗ってください」と言われて始めた今回の企画。まだまだ他に通勤に向いたスクーターはある気もしますが、今回はビジネスバイクの王道、スーパーカブです。

とはいえ、スーパーカブC125はカブの中でもプレミアムモデルのような位置づけ。発売当初から灯火類はすべてLEDで、スマートキーを装備。ディスクブレーキにキャストホイール、チューブレスタイヤにグロムと同系の125㏄空冷エンジンと、他のカブとは違い現代のバイクに準じる構成になっています。

実は、2017年の東京モーターショーで発表された時から、美しいデザインのスーパーカブC125にずっと憧れを持っていましたが、色々考えて購入を見送っていました。

210630_motorepo-cubct125_02_edited.jpg▲1958年に初代がデビューしてから60周年にあたる2018年に登場したスーパーカブC125。シリーズ最大排気量のエンジンはグロム系のMTクラッチから遠心クラッチ式に変更されています。ギアは4速です

210630_motorepo-cubct125_03_edited.jpg▲前後17インチホイールの車体サイズは、余裕のあるライディングポジションです。長距離でも苦にならないでしょう

210630_motorepo-cubct125_04_edited.jpg▲身長170cm、体重65kgでの足着き性はごらんの通り。シート高は780mmと決して低くありませんが、スリムなため両足がかかとまで接地します

適度な振動が気持ちイイ! 平和な気分に浸れることがC125の醍醐味

特に気になっていたのは、メットインスペースの有無や荷物の積載性といった、通勤で使うことを想定しての利便性の部分。濡れたら困る持ち物や、駐車時のヘルメット保管などを考えると二の足を踏んでいたのです。

しかし、通勤でしばらく使ってみたスーパーカブC125は、予想以上に良く走ってくれるバイクでした。そして何より、気持ちがイイ。走っているだけでちょっと幸せになれる、この平和な感覚はまさにカブならではの醍醐味でしょうか。

適度な振動が逆に心地良く、シンプルながらも現代的な足回りによる安心感のある走りで、交通量が多く、巡行速度の高いルートでも十分に実用に耐えるものでした。快足スクーターの鋭いスタートダッシュや、キビキビとした走り、といった走りではありませんが、気持ちの余裕を与えてくれるようなC125の走行感覚は逆に新鮮。

210630_motorepo-cubct125_05_edited.jpg▲カブと言ったら“横型”と言われるエンジンレイアウト。シリンダーが前方に突き出た配置でこれは60年前から変わらず。遠心クラッチ&実用域を重視したエンジン特性で、二速発進でもエンストし難いです

210630_motorepo-cubct125_06.jpg▲カブシリーズで唯一と言えるキャストホイールとディスクブレーキの装備は、昔ながらのエンジンフィーリングに現代的な安心感を与えてくれていました。まさにネオクラシックです

スーパーカブC125で走っていると「あーこれでイイんだ」というような気持ちになってきます。急ぎ過ぎず、マイペースでいながらも、しっかりとした自己主張がある、とでも言えばいいんでしょうか。大げさにいえば、21世紀の現代を象徴する感覚のような気がします。

余談ですが、普段私が乗っているバイクにはほとんど興味を示さない妻が、スーパーカブC125には珍しく「素敵なバイクね~」と反応。週末、二人乗りでちょっと出かけてみたのですが、以外にも低速トルクが太いので、余裕の走りを見せてくれました。

210630_motorepo-cubct125_07_edited-02.jpg▲メーターまわりの視界はまさにスーパーカブ。アナログメーターの内側には液晶ディスプレイがあり、シフトインジケーターがあるのは助かります

通勤で使うには弱点が多く、C125は趣味のバイクと割り切りたい

もちろん、通勤で使うという面ではやはりマイナス面も。一度、土砂降りの日があったのですが、スクリーンもなく、本家スーパーカブ110よりも小さめなレッグシールドだと、容赦なく全身に雨風が吹き付けます。しっかりとしたレインウェアを着用していましたが、あちこちから浸水して濡れてしまい、足元も背中のリュックサックもびしょ濡れになってしまいました。

210630_motorepo-cubct125_08_edited.jpg▲60年前には最先端技術で生産されたレッグシールドもスクーターほど雨を凌げず、積載性でも適いません。しかしこのパッケージでしか実現できないこともあってアジア諸国では健在です

また、3.6リッターの小さな燃料タンクもやはりネック。160キロほどで燃料警告灯がついてしまいます。給油すると燃費はリッター56キロとさすがの燃費でしたが、200キロも持たずに給油しなければいけないのはちょっと面倒くさいですね。

究極のビジネスバイクであるはずのスーパーカブですが、乗ってみれば、生活を豊かにしてくれる、趣味の象徴のようなバイクでした。贅沢が許されるならば、天気の良い日だけ通勤に使いたい。これ1台ですべてを賄うのは難しいかもしれませんが、乗ればきっと幸せな気分になれるバイク。スーパーカブC125を選ぶということ自体が一つのライフスタイルのような気がした試乗でした。

210630_motorepo-cubct125_09.jpg▲初代スーパーカブC125のカモメハンドルを模したC125のフロントまわり。ヘッドライトなどLEDを採用し、現代的なテイストが盛り込まれています

210630_motorepo-cubct125_10.jpg▲タンデムステップは装備されますが、ピリオンシートはオプション扱いです。小ぶりながらキャリアが標準装備されているので、ちょっとした荷物は積載できます

210630_motorepo-cubct125_11.jpg▲スマートキーが標準装備で、キーはポケットに入れたまま済でむのは楽です

210630_motorepo-cubct125_12.jpg▲燃料タンクはシートの下にあります。60年前と全く変わらぬレイアウトを貫いています。C125ではキーロックができるので安心です

2020年型スーパーカブC125主要諸元

・全長×全幅×全高:1915×720×1000mm
・ホイールベース:1245mm
・シート高:780mm
・車重110kg
・エジン:空冷4ストローク単気筒SOHC124cc
・最高出力:9.7PS/7500rpm
・最大トルク:1.0㎏m/5000rpm
・燃料タンク容量:3.7L
・変速機:4速リターン(停車時はロータリー式)
・ブレーキ:F=ディスク、R=ドラム
・タイヤ:F=70/90-17、R=80/90-17
・価格:40万7000円

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投稿者プロフィール

・身長:170㎝
・バイクの所有歴(所有が古いもの順)
:スズキ GSX400Sカタナ、スズキ GSX1100Sカタナ、ヤマハ シグナスX SR、ヤマハ TDM900、KTM 690DUKE、スズキGSX-S1000F、ヤマハ NMAX、スズキ V-Strom650、フサベルTE125、Vストローム1050XT、カワサキKLX230R
・主なバイクの楽しみ方:ツーリング、サーキット走行、オフロード走行
・免許・ライセンス:大型自動二輪免許、普通自動車免許、MFJ国内ライセンス(更新停止)
・特技:料理

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