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CRF250L vs KLX230を乗り比べ! オフロードバイクを新車で買うならどっち?

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日本メーカーの新車で買える公道オフロードバイクは、250クラスだと現在2車種しかない。ヤマハのセロー250はファイナルエディションを最後に新車ラインナップから姿を消し、現在の選択肢はホンダのCRF250LとカワサキのKLX230に絞られている。セローなき今、それぞれどういう立ち位置で買うならどちらか?

街乗りやツーリングならCRF250Lがおすすめ

ホンダのCRF250Lは、2021年型でフルモデルチェンジしてオフロード性能を強化している。特にエンジンが低中速で粘り強い特性になり、回さなくても粘り強くトコトコ走れる特性は優秀。足回りもソフトなので、シート高がセロー250と同じSTDタイプであれば“セロー的な用途”にかなりマッチするのだ。

セロー的な用途とは、街乗りやツーリングが9割と言っていいだろう。セロー250は足着きの良い「二輪二足」というオフロードのセオリーに反する独自の設定でマウンテントレールを提唱したモデルだが、実際の用途としては二輪二足コンセプトによってもたらされる扱いやすさが、街乗りやツーリングで大いに生きている感じだ。

CRF250Lは、この部分でセロー250をカバーするだけでなく、高速走行でも余裕があるのがさらなるメリットだ。セローは225から250になるタイミングでダブルクレードルフレームを採用してオンロード性能を強化したが、それでも軽量化を重視する設計から高速域での安定感は乏しい。一方で、CRF250Lは、エンジン&シャーシとも高速域を余裕でカバーしてくれるのだ。これは、ツーリングで使うのに大きなメリットになるだろう。

210713_kasori_210721_ichimoto_002.jpg▲新型CRF250L/<S>は、サスが長くシートに厚みがある<S>と、従来のタイプLD(ローダウン)に相当するSTDの2種類が用意されている。ABSが標準装備だがリアのみカットが可能

210713_kasori_210721_ichimoto_003_edited.jpg▲身長170cmでライディングポジションはリラックスしたもの。スタンディングでも操作しやすい

210713_kasori_210721_ichimoto_004_edited.jpg▲こちらはシート高880mmのCRF250L<S>の足着き。体重65kgで両かかとが浮く。ローダウン版に相当するSTDはシート高830mmで跨ると両かかとが接地するくらいだった

オフロード重視ならKLX230がおすすめ

先にCRF250Lはセロー的な用途をカバーするとしたが、事前のイメージではKLX230こそセロー的な立ち位置と勘違いするだろう。セローと同じ空冷単気筒エンジンの装備や、232ccというちょっと中途半端な排気量は先代セローの223ccと近い。

しかし、KLX230のエンジンは高回転まで伸びるフィーリングでセローとは雰囲気が異なる。シート高は885mmとCRF250Lよりも高くサスペンションはハード。オフロードコースを走るとどんどん攻めたくなるキャラクターで、134kgとほぼセロー並みの軽量な車重はスポーツ走行する上でライダーの負担が少なかった。

とは言えオフ向きなキャラクターでもKLX230は「二輪二足」ではなく正統派のオフロードスポーツ。セローのように二輪二足で林道に分け入るには足着き性がネックになるので不向きだろう。ちなみに、CRF250Lも車重とサイズがセローよりもあることから同様に不向きだろう。つまり、ホンダもカワサキも「マウンテントレール」というセローの特別な部分までは意識していないということも分かった。KLX230は「スポーツ」、CRF250Lは「ツーリング」がキーワードになるだろう。

210713_kasori_210721_ichimoto_005_edited.jpg▲KLX230は2020年モデルとしてデビューしたニューカマー。生産国はインドネシアでベースは現地で販売されているKLX150。標準装備のオフロードABSは切ることができない

210713_kasori_210721_ichimoto_006_edited.jpg▲身長170cmのライディングポジションは、CRF250Lよりわずかにコンパクトな印象。それでも窮屈さはない

210713_kasori_210721_ichimoto_007_edited.jpg▲足着き性は体重65kgで両かかとが浮く。シート高は885mmでCRF<S>より5mm高いが、サスがハードめなので足着き性の体感は5mm以上に感じられる

最終的に私の選択は…KLX! 結局買ったのはKLX230Rという結果に

余談になるが、今回は本気で購入を考えての試乗だった。最初は漠然と「250クラスのオフロードバイクが欲しい」というものだったが、乗るうちにオフロードが楽しくなり、もっとオフを楽しみたいと思うと最終的にCRF250LやKLX230が選択肢から外れてしまったのだ。

それまではこの2台でどちらを選ぶかと言うと、オフロードを楽しむために軽量&コンパクトかつシンプルな空冷のKLX230に傾いていた。林道で楽しむならこの選択でも正解なのだが、そこから先、オフロードコースもエンデューロレースも楽しみたいとなると、「Rしかない」となった。

KLX230Rは、エンジンもサスもKLX230よりも少しスポーツ志向なだけで基本的な素性は変わらない。ヘッドライトなどの公道装備はないが、115kgという軽量な車重はそれ以上に魅力だった。

210713_kasori_210721_ichimoto_008.jpg▲購入したKLX230R。サスはKLX230よりストロークがありちょっとしたジャンプでは底付かないが、シート高は925mmとよりハードになる。それでも上級モデルよりも入りやすい設定だ

210713_kasori_210721_ichimoto_009.jpg▲KLX230でもオフロードはかなり楽しめる。ABSは切ることはできないが、それほど違和感なく走れるので林道走行でも問題ない

210713_kasori_210721_ichimoto_010.jpg▲ABSを装備しても従来から4kg軽量化したCRFだがそれでもオフロードのスポーツ走行では空冷モデルに比べると重さを感じる。もちろん林道ツーリングなら楽しめるはずだ

2021年型CRF250L/<S>主要諸元

・全長×全幅×全高:2210×820×1160mm/2230×820×1200
・ホイールベース:1440mm/1455mm
・シート高:830mm/880mm
・車重:140kg
・エジンン:水冷4ストローク単気筒SOHC4バルブ 249cc
・最高出力:24PS/9000rpm
・最大トルク:2.3㎏m/6500rpm
・燃料タンク容量:7.8L
・変速機:6速リターン
・ブレーキ:F=ディスク、R=ディスク
・タイヤ:F=80/100-21、R=120/80-18
・価格:59万9500円

2020年型KLX230主要諸元

・全長×全幅×全高:2105×835×1165mm
・ホイールベース:1380mm
・シート高:885mm
・車重:134kg
・エジンン:空冷4ストローク単気筒SOHC2バルブ 232cc
・最高出力:19PS/7600rpm
・最大トルク:1.9㎏m/6100rpm
・燃料タンク容量:7.4L
・変速機:6速リターン
・ブレーキ:F=ディスク、R=ディスク
・タイヤ:F=2.75-21、R=4.10-18
・価格:49万5000円

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市本行平 Webikeニュース編集部

投稿者プロフィール

元『ヤングマシン』編集長で現リバークレインメディア事業部マネージャー。
WebikeニュースやWebikeマガジンなどを担当しつつ、気になる記事を配信する。

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