最初期型ステアリングラック・コトコト音修理

2023年03月18日

最初期型ステアリングラック・コトコト音修理

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今年もやって来たHSB様の初期カントリーの車検整備です。
乗るのはほぼイベントのみで、走行距離もあまり進んでいないのですが、今回はずっと気になっていた走行中のコトコト音退治をしましょうと。
最初はローバーミニの最終TRWにしましょう!ハンドルの切れ角も増えるし、消耗品も日本で揃うし!と事前に言っていたんですが・・・・。これを見てしまうと・・・・んん。。。。最初期CAM GEARS 直したいかもwと。
あれーーーローバーミニのにするんじゃないんだ!と言われましたが、挑戦することに了承(強制的?w)してもらいました。コトコト音の原因はローバーミニ同様に助手席側のコラムチューブブッシュの経たりです。初期のラックを直す人なんか居ないし面白いですからねw
旧CAM GEARS製ステアリングラックの修理に欠かせないのが特殊工具。ずーーーーーっと探していて一昨年だったかやっとの思いで入手に成功。NOSではないですが十分に使用できるコンディションでした。
これは私のバンに付いていたラックで、OHして保管中の物です。
ブッシュの抜き方を忘れてしまっていたので予行演習に外しました。思い出したのが・・・・
最初期のブッシュはMK2以降?からのCAM GEARS製のラックブッシュに比べ長いことと、ブッシュがフエルトブッシュを使用していること。上が後期で特殊工具に刺さってるのが初期型です。
フエルトはもう入手困難だし・・・そうだ、長いし2個入るんじゃと思い当ててみるとピッタンコ。これだと要らないナラシも要らないし、後期のブッシュ2個入れ作戦で進行することにしました。
工具をセット。最初のひと噛みが工具の最初のネジ山が1センチほど欠けているせいか、大変難しいです。結局5回失敗し6回目でようやく成功しました。結構奥に刺さっているし、ブッシュが常にラックギヤが刺さってる状態なのでプーラーをかけるのも不可能だし、オンザカー状態で作業するのはこの工具無しでは作業は正直無理です。ラックを外した状態でしたらベアリングインナーカラープーラーがあれば外れるでしょう。
無事に外れてくれました。手術はほぼ成功したも同然だ!
ですが、せっかくの旧タイプラック専用のタイロッドの工具は、オンザカー状態では場所が狭すぎて全く使えずw
結局はダブルパイレン攻撃するしかありませんでした。
新品ブッシュを2個ぶちこみ、出来上がったカラーを打ち込んでブッシュ交換成功。ストッパーに穴あけを試みましたが・・・・これまたうちのドリルでは穴が空けられず(涙)
あ、ドラシャブーツ破れは明日交換しますwww
仕方ないのでポンチで凹まして、ぴったり合うポジビスで固定しました。まー抜くのも入れるのも凄く固いのでそのままでも抜けることは絶対ないと思います。昔の人はオーバークオリティですからね。でないと60年前のステアリングラックがまだ使えているなんて凄いことです。
フエルトベアリング、63年間お疲れさまでした。
予断ですが裏で大かぼちゃ(ポールタンク)を錆取り培養中3日目。明日は天気良いみたいだしタンク温度上がってくれるかなー。寒いと化学変化弱いんですよね・・・。黒いビニール袋に明日はくるませてみよう!!!
 

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