
「バイク」と一言でまとめてしまうととても幅広く、ジャンルも排気量もたくさんありますが、免許制度も踏まえて一番馴染みやすいのが【原付一種】ではないでしょうか。
通勤、通学はもちろん、ちょっとした買い物にも便利に使うことができるバイクですよね。
そんな原付一種が欲しいな〜と考えはじめて、皆さん悩む部分としては、「原付って車種によって何か違うの?どう選べばいいの?」ではないでしょうか?
ということで、プロレベルのライディングテクニックも無いし表現力もあまり無いのに、試乗だけは100台以上している私が「いちライダーとして」心揺さぶられた原付一種を様々な視点で紹介したいと思います(あくまでも主観ですのでご参考までに)。
目次
まずは何と言っても見た目!
バイクを選ぶ際にまず考えるのは「見た目」ではないでしょうか。
長い期間相棒として使っていくうえで、自分の好みにハマるバイクを探したいのは当然のこと。
その基準は「格好いい、可愛い、おしゃれ、目立ちそう」など人それぞれ。
まずは自分にとってビビッと来るバイクを探してみてはどうでしょう。
私が試乗して「これ良いな!」と思った車両は以下の通りです。
ホンダ スーパーカブ50

ビジネスバイクのイメージを持つ車種ですが、実は見れば見るほど飽きの来ないデザインだと思います。キュートな丸目にポップなカラーリング、でもレッグシールドやキャリアでビジバイ感も演出。いいバランス感です。
スーパーカブ50の販売車両一覧を見るホンダ ダンク

他車とは異なる独特のディテールのダンクは「ちょっと変わった感じが好き」という方に刺さるデザインではないでしょうか。何だか妙にロボットのような雰囲気も遊び心をくすぐられます。
ダンクの販売車両一覧を見るフェニックスエンジニアリング ガンナー50

過去試乗した中で一番グッときた見た目のバイクがこの車種です。
格好いいやら可愛いやら色んな評価がこみ上げてきたのを覚えています。
見た目のイメージよりは意外と車体はしっかりしているのですが、本当にオモチャみたいな見た目なので速攻で愛着が湧きました!灯火類が全て丸型で統一されているのも高ポイントです。
収納スペースで選びたい!
毎日の通勤や通学の足、買い物の足として使うならば是非注目したいのがシート下やフロントポケットの収納スペース。
ここにどれだけのものが収められるのか、という部分についてもチェックしておきたいところです。
私が過去試乗して「この広さは良いね!」となったバイクは以下の通りです。
ホンダ ダンク
ここでもダンクがヒット。約23Lのシート下収納が結構他車と比較しても広い方で、ジェットヘルメットを収納しても若干の余裕があって使い勝手が良いです。
形状にもよりますが、通勤通学用バッグなども問題なく収納できました。

また、ダンクの収納で特筆すべきは、フロントポケットに充電用の電源ソケットが付属されていること。
スマホの充電もできてしまうので、日常利用に大いに役立ちます。

ダンクの販売車両一覧を見る
スズキ レッツ
詳細な容量については公開されていませんが、フルフェイスヘルメットを横向きに収納ができるので、収納量は多いほうだと思います(最大積載量は10kgとのこと)
レインウェアはもちろん、普段使いのリュックなども走行中は収納しておけるくらいの余裕はありますね。

また、フロントポケットは500mlのペットボトルやグローブ、ウェスなどを入れておくのにちょうどいいサイズ感です。ロックなどは無いので一時的な利用にはなると思いますが、便利な存在です。
折りたたみ式では無いものの小型のコンビニフックも嬉しい限り。

レッツの販売車両一覧を見る
燃費で選びたい!
見た目よし、使い勝手良し、ときたら燃費も忘れてはいけません(恐らく他にも色々ある気がしますが)。毎日使うからこそお財布にも優しくあってほしいもの。
あくまでもカタログスペック上での比較になりますが、原付一種クラスは基本的には低燃費のバイクが多いです。
その中でも私が「これは財布に優しい」と思った車種をピックアップ。
ホンダ スーパーカブ50
国土交通省届出値:定地燃費値(km/h):105.0(1名乗車時)
WMTCモード値(クラス):69.4(クラス 1)〈1名乗車時〉
来ました。定地燃費ではありますが100超え。恐ろしいです。
さすがに普段使っていてこれだけの数値を出すことはほとんど無いと思いますが、以前私が数日間試乗した際は70km/Lを超えていたのでそれでも十分すぎるほどの燃費です。
タンク容量は4.3Lですが、それでも250km近くの航続距離は素晴らしく感動しました。
ヤマハ ジョグ
国土交通省届出値:定地燃費値(km/h):80.0(1名乗車時)
WMTCモード値(クラス):58.4(クラス 1)〈1名乗車時〉
はい。ジョグも低燃費車両でしたね。
一週間ほど借りて乗りましたが、カタログ数値には届かないまでも50km/Lは超えており200km近くは走り切ることができました。
後続距離が200kmと聞くと少ないような錯覚に陥りますが、原付一種での移動距離は一般的にはそこまで長距離にならないと思いますので、十分な距離ではないでしょうか。
ジョグデラックスにはアイドリングストップも装備されているので、より燃費を意識した走りができるはずです。
ホンダ クロスカブ50
すみません、スーパーカブとほぼ同じなのですが数値は驚異的なので一応ご紹介を。
国土交通省届出値:定地燃費値(km/h):94.0(1名乗車時)
WMTCモード値(クラス):69.4(クラス 1)〈1名乗車時〉
WMTCモード値だとスーパーカブ50と一切変わらないです。
私が借りて試乗した際も数値はスーパーカブ50とさほど変わらなかった気がします。
やはりこちらも低燃費バイクと呼ぶにふさわしい数値を叩き出しているので候補の1つにいれます。
まとめ
いかがでしたか?
初めての原付バイクとしても選べそうな車種を3つの視点からピックアップしてみました。
紹介しきれていない車両も多々あるのですが、今回はある程度厳選した上でのご紹介としました。
足つき、取り回しなど他にも注目しておきたい点はありますが、その辺りはまたいつの日か。
新車に限らず中古車まで選択肢に入れると非常に数多くの車種が存在します。
その中から選ぶのは本当に迷ってしまうので、そんな時は今回の「見た目、収納、燃費」という判断基準を思い出していただけると嬉しいです。
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