![バイクを選ぶ時に知っておきたい [バイクタイプ/アドベンチャー・ビッグオフ]](https://img.webike-cdn.net/moto_guide/wp-content/uploads/2023/03/e96ee37ca775935c5aaee20e8948506a.jpg)
バイクタイプを知ると、バイク探しの幅が広がる!
初めてバイクを選ぶ時、デザインに惹かれて決める方が多いと思います。もちろんデザインで選ぶのも重要ですが、予備知識としてバイクにはどんなタイプがあるのかを知っておくと、よりバイク探しの幅が広がります。
数あるバイクタイプの中から今回は「アドベンチャー・ビッグオフ」についてご紹介していきます。
アドベンチャー
「アドベンチャー=冒険」という言葉の通り、舗装路・未舗装路も問わず大陸も横断するようなまさに「冒険」とも言える長距離走行に適したバイクです。元々は「ビッグオフ」と呼ばれていたバイクが始まりですが、ビッグオフと比べて長距離ツーリングに対する装備が充実しており、高速走行で発生する走行風から体の負担を軽減するロングスクリーンや、トップケースだけでなく左右のパニアケースも標準で取り付けられる積載性の高さがウリです。また、ここ数年ではクルーズコントロールを筆頭に長距離走行をアシストする電子制御を搭載したモデルも増えています。
BMWのR1250GSのような1,000ccオーバーの海外メーカーが主流でしたが、国内メーカーを中心に小中排気量帯のアドベンチャーモデルが登場しました。特に積載性の高さからキャンプとの親和性が高くキャンパーから高い支持を得ています。
ビッグオフ
その名の通り、排気量が大きくなったオフロードバイクが「ビッグオフ」です。こちらは同じオフロードバイクでも主戦場はラリーとなり、中でもパリ・ダカールラリーをイメージする人が多いと思います。
前述のアドベンチャーモデルとの大きな違いは、走破性を上げるためにホイールサイズが21インチや19インチといった大径ホイールを装備したり、サスペンションが長く最低地上高を上げているところです。
80年から90年代は各メーカーが市販車ベースでパリダカールラリーに参戦するため様々なビッグオフモデルが登場していましたが、以降はツーリング性能の高いアドベンチャーモデルとして登場するようになりました。それでも近年ではヤマハのテネレ700をはじめ、アプリリアのトゥアレグ660やドゥカティのDesertXと言ったビッグオフが登場し注目を集めています。
まとめ
アドベンチャーとビッグオフを紹介してきましたが、どちらもロマンの塊のような圧倒的存在感で所有欲を満たしてくれるでしょう。走破性と積載性の高さは他のバイクタイプと比較しても随一で、一度荷物を積んで跨ればどこまでも連れて行ってくれること間違いなしです。その大柄な見た目故に足つきなどの問題もありますが、車種によってはローシートタイプやローダウンキットの設定があったりと、足つきの悩みを解消する方法も増えています。旅先のどんな路面状況でも走り切れる、そんなバイクに興味のある方にピッタリのタイプです。
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