通勤でも趣味でも大活躍!125ccまで乗れる「原付二種免許」

原付二種(50cc超125cc以下)に乗車できる「小型限定普通二輪免許」について解説します。

はじめに「あれ?原付二種免許という名前じゃないの?」と疑問を抱いた方がいるかと思います。
ややこしいのですが「小型限定普通二輪免許」は、400ccまで乗れる普通自動二輪車免許のうち小型(50cc超125cc以下)に限定した免許という意味です。
ライダーの会話の中では「原付二種免許」と呼ぶことが多いのですが、同じ免許を指しています。

小型限定普通二輪免許には、手動式クラッチ付きミッション車が運転できる「限定なし」と、クラッチレバー操作がない車両のみ運転可能な「AT限定」2種類があります。

※AT=オートマチック車


免許区分詳細

●年齢     :16歳以上
●高速道路の走行:NG
●2人乗り    :OK(二輪免許取得後1年以上経過している場合)
●法定速度   :60km/h(一般道)
●二段階右折  :不要
●取得費用   :約15万円前後~
 ※教習所や運転免許試験場に支払う費用の合算で、教習所や地域によって料金は異なります

AT限定

小型限定普通二輪免許の「AT限定」は、手動式クラッチ付きミッション車が運転できる「限定なし」より取得が簡単です。
免許なし、もしくは原付免許のみ取得している場合は、AT限定の取得費用は約12万円前後です。
普通自動車免許を所有していれば、最短で1日4時間の実技教習×2日で取得でき、料金は6万円前後です。

※AT=オートマチック車

どんなバイクに乗れるのか?

50ccより排気量に余裕があり、街中ではキビキビ走れるため通勤手段として人気。遠くまで足を延ばすのもラクです。タイプもスクーター、ギヤ付きバイクと選択肢が多いです。

このクラスの一番人気は125ccの快速&便利スクーター、ホンダ・PCX
近頃はホンダの110~125ccのバイクが充実し、グロム、スーパーカブC125、CB125R、クロスカブ110、CT125ハンターカブ、ダックス125と人気車が勢揃いです。

原付二種スクーター

PCX125

▲プレミアムな外観に安定した走り、スマートーキーや容量30Lのシート下トランクなど装備も充実しているPCX(125cc)。

AT小型限定普通二輪免許で乗れるバイク

CT125

▲スクーターを除いて最も人気が高いCT125ハンターカブ。クラッチ操作がないため、AT限定免許で乗車できます。タフなスタイルと走りが特徴です。

小型限定普通二輪免許で乗れるバイク

GSX-R125

▲フルカウルと6速マニュアルを備えたスズキ・GSX-R125は、このクラス随一のスポーツモデル。これで基本的なライディングテクニックを学んでステップアップしていくのも手です。

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まとめ

「原付では物足りないが中型免許(普通二輪)を取得するほどでもない」
そんなニーズにジャストフィットし、原付免許からのステップアップで近年需要の高まりを見せているのが小型限定普通二輪免許です。

原付免許と異なり30kmの速度制限と二段階右折が必要無い排気量のバイクに乗れるため、路上での危険やストレスが大幅に軽減されます。

さらに「原付以上中型未満」のこのクラスは税金や保険料といった維持費も安く、日常生活の足やセカンドバイクとしての利便性が非常に高いため、主に通勤・通学用として原付二種スクーターが多く選ばれています
排気量によって、ナンバープレートが黄色やピンクになるのも特徴です。
また、法改正によりAT小型限定普通二輪免許は、普通自動車免許を持っていれば最短2日間で教習を修了できるなど、取得がしやすくなりました

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