ツーリングなどの出先で脱いだヘルメットはどうするべき!?

ヘルメットはバイクに乗る際になくてはならないものですが、降りた後は荷物になります。
ちょっとコンビニでお買い物をしてた隙にヘルメットが盗まれた!なんて話はたびたび耳にします。
シート下に収納スペースのあるスクーターならそんな心配は不要ですが、趣味性の高いバイク(ネイキッド・SS・アメリカンほか)には収納という概念は存在しないため、ツーリングの計画を立てる際にヘルメットも手荷物とするのか、バイクと一緒に置いておくのかは決めておく必要があります。
「バイクは不便を楽しむ乗り物」なんてよく言われますが、こういうところまでは不便じゃなくていい・・・と何人のライダーが思ったことでしょう。
今回は「ツーリング先でバイクから離れる際に脱いだヘルメットどうするか問題」について考えていきたいと思います!

心配だから持ち歩く派

ヘルメットを持ち歩いてしまうのが最も確実にヘルメットを守れる方法でしょう。
ただし、バイクに戻ってくるまではヘルメットを落としたり、置き忘れたりしないようにする注意が必要です。
都心部であればコインロッカーなどを利用するのも手です。バイク駐輪場と一緒に近場のコインロッカーをチェックしておくと良いでしょう。

「そこにお金をかけるのは違う!」というライダーはヘルメットバッグなどを持ち歩くのが良いでしょう。

ヘルメットバッグ

helmet bag

ヘルメットバッグは、ヘルメットを保護しながら持ち運ぶことができるように設計されています。
一般的には、ショルダーバッグやバックパックのような形状をしていて、内部に収納スペースが設けられているものもあり、グローブやプロテクターなども一緒に持ち運ぶことができるのがメリットです。

実際のところ、バイク用のヘルメットバッグでなくても、バッグの取っ手部分にヘルメットのDリングをかけるフックを付けておくなどの工夫で両手を空けたままヘルメットを持ち運ぶことが出来ます。

荷物になるからバイクに置いていく派

盗難のリスクは完全には消せないものの、バイクを降りて散策するときに手荷物があるのは煩わしいものです。
しかしミラーやハンドルに掛けるのはオススメできません。簡単に盗難されてしまうのもそうですが、ヘルメットが落下したり、内装を傷める可能性があるからです。
バイクに置いていくには物理的にバイクに固定、または括り付けておく必要があります。

ヘルメットロック

helmet lock

ホンダのバイクにはよく純正オプションでヘルメットロックがありますが、社外品からも車種別に発売されています。
ヘルメットのDリングを通すことでヘルメットをぶら下げることができ、落下や紛失などを防ぐことができます。
価格もそこまで高くなく、外観も損ねない大きさなので、個人的には最もオススメなヘルメットの盗難防止方法の一つです。
中古車両にも取り付けられていることが良くあるカスタムパーツなので、是非注目してみてください。

ただ一つ、注意点があります。インカムは必ず外してください。5秒あればヘルメットからインカム本体は外せてしまいます。たった1分PAのトイレに立ち寄っただけでインカムを盗られてしまった知人がおりました。
ヘルメットロックをしているからといってインカムまで守れるわけではありませんのでくれぐれもご注意ください。

リアボックス

rear box

取り付けが可能ならリアボックスをつけるのが最も安心です。
急な雨が降ってもヘルメットが濡れることはありませんし、他の荷物も入れられるのでツーリング先で買い物することだってできてしまいます。
内容量が大きいものは価格もそれなりにしますが、メーカーや素材、大きさによっては安いものもあるのでサイズと値段を比較しながら最適なものを選びましょう。
中古バイクを選ぶ際に、前オーナーが高価なリアボックスを付けたまま売りに出すケースがかなりありますので、案外そういったバイクは狙い目なのかもしれません。

ワイヤーロック

doppel vice guard

最後に紹介するのはワイヤーロックです。
ハサミで切られたら一発なので、あまりオススメはできませんが、盗難の抑止力にはなります。
ヘルメットロックが取り付けられない車種であったり、臨時で複数のヘルメットをバイクに括り付けたい場合に有効な手段です。
ハンドルやフロントフォークなどに括り付けておくのが一般的な固定方法です。

まとめ

「ツーリング先でバイクから離れる際に脱いだヘルメットどうするか問題」について考えてみました。
何か、ご自身のバイクとバイクライフにお役立ちできそうなヒントはありましたでしょうか?
ズバリですが、魔法のような便利グッズは今のところ存在しません。バイク駐輪場に利用者専用のロッカーが配置されていれば嬉しいですが、そんな便利なものはなかなかありません。

「バイクは不便を楽しむ乗り物」という言葉は、現実的な線で物事を捉えて、あれこれ工夫を凝らしたり、色んな失敗をして学びましょうということなのかもしれません。

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