走って良し!眺めて良し!魅惑のネオクラシックモデル【国産車編】

【写真:ウェビックコミュニティ】

旧車はカッコいいけど高いし維持も大変そう・・・。
そんなライダーにオススメなのが、レトロスタイルに最新の性能を持ち、新車で購入出来るネオクラシックモデルたち。
初めてのバイクとして、また長く乗り続けられるバイクとして買っていただければ満足できる1台になること間違いなし!

ネオクラシックモデルとは?

ひと言でいうと、クラシカルなスタイリングに最新設計のエンジンやフレーム、高機能サス、LEDライト&ウインカー、電子制御システムなど現代性能を持ち合わせているバイクを“ネオクラシック(※以下、ネオクラ)”モデルと呼んでいる。
ネオクラの中にはデザインソース元となるバイクのスタイルやカラーなどをオマージュしたモデルがあり、最新モデルとしてリバイバルされるそれらモデルは、とくに市場においても人気を集めている。

最新なのに、どこか懐かしさや感じさせるスタイル。
しかし、その中身は現代の最新技術で設計、製造されているバイクが“ネオクラシックモデル”である。

多種多様なネオクラモデル

ネオクラモデルには

  • カフェレーサータイプ
  • スクランブラータイプ
  • クルーザータイプ
  • クラシックタイプ

など多種多様で、また国産車と輸入車でもその趣は異なってくる。

カフェレーサータイプにはビキニカウルやロケットカウルを装着、セパハン(コンチハン)やバックステップ、シングル(風)シートなどを装備しているのが特徴。
スクランブラータイプはオフロードテイストのデザインやアップタイプマフラーの装着などカフェレーサータイプと同様、クラシカルな印象が特徴。
クルーザータイプやクラシックタイプのモデルにはライトケースやタンク、フェンダー、マフラー、ミラーなどをクロームメッキ加工していたり、モダンなカラーリングを施してノスタルジーな雰囲気を持たせているなどが特徴。

メーカーやタイプによって様々なネオクラモデルが存在し、自分の好みにあった1台を探し出すことができる。

KAWASAKI Z900RS

カワサキ Z900RS

国産を代表するなモデルとしてカワサキの“Z900RS”が挙げられる。
カワサキの名車“Z900SUPER4(Z1)”をオマージュしたモデルで2017年に発表、同年に発売開始。
国内では翌年2018年から販売される。
ストリートファイターZ900由来のフレームや水冷4気筒エンジンにABSやトラクションコントロール、丸形ヘッドライトやウインカーにLED、標準装備ETC採用など現代の最新機能を搭載。

Z1 TANK

そしてZIの特徴的なカラーリングである“火の玉”カラーを採用し、ティザー動画の公開と合わせて大きな話題を呼んだネオクラシックモデルの1台である。
また派生モデルとしてビキニカウルを装着した“Z900RS CAFE”もリリースされ、2023年モデルとしてどちらもラインナップされている。

SUZUKI KATANA

スズキ KATANA

スズキの名車GSX1100S(刀)をオマージュする新型KATANAはネオクラシックたる1台と言える。
スタイリングは一目で“KATANA”と分かる特徴的且つ、シャープな線と面で構成。

head light seat

角型ヘッドライトにツートンカラーのシートに名車GSX1100S(刀)を連想させる。
しかし、そのデザインには(デザイナーの)オリジナリティが溢れており、全てが新しい“KATANA”として2017年に登場。

head light

ベースとなったGSX-S1000譲りのエンジンは、スーパースポーツモデルGSX-R1000(K5)ユニットが由来でディチューンされているが148psを発生。
ブラック塗装されたアルミフレーム、LED採用のヘッドライト&ウインカー、メーカー初のスイングアームマウントリアフェンダーなど斬新のひと言。
2022年のモデルチェンジでは電子制御を大幅にアップグレードし、クイックシフターなどの新装備を装備。

HONDA HAWK11

ホンダ HAWK11

ホンダが提唱する新しいスタイルのロードスポーツモデルがHAWK11

hawk2

“HAWK(ホーク)”という名称にヤカンタンクで親しまれたホークⅡ(1977年HAWK-Ⅱ CB400T)のリバイバルを期待したライダーも多かったはずだが、22年に登場したHAWK11は存在感を主張するロケットカウルを装備したモダンルックなモデルである。

hawk2

しかし、“HAWK”の名称はホンダの2気筒スポーツバイクを象徴するものとして使用されており、HAWK11(水冷直列2気筒エンジン搭載)の設計思想にも受け継がれている。

head light seat

またカウルマウントステーから配置された丸形バックミラーやLED採用のヘッドライト、ウインカー、テールランプ、標準装備ETC車載機などモダンルックに反して、その作りや走りは最新技術で構成。

YAMAHA XSR900

ヤマハ XSR900

XSなのかSRなのか、XSRの名称由来は分からないが、最新の水冷並列3気筒エンジンを搭載するヤマハのネオクラモデルだ。

head light seat

2022年にフルモデルチェンジしたそのルックスは、1980年代のヤマハレーシングマシンを連想させるゴロワーズブルーをオマージュしたブルーメタリックカラーで登場。

hawk2

カウルこそないが、シングルシート風のシート&可倒式リアフットレスト、クイックファスナー採用のサイドカバー、新設計フェールタンクは懐かしくもあり、新しさも感じさせるデザインだ。

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