バイクの楽しさを無限大に味わえる「大型二輪免許」

排気量に制限がなく、400cc超はもちろん、全てのバイクに乗車できるのが大型二輪免許です。

他の免許は取得可能年齢が16歳以上なのに対し、大型二輪免許のみ「18歳以上」となります。
免許のない人がいきなり大型二輪免許に挑戦することも可能ですが、あまり現実的ではありません(教習所によっては受付不可の場合も)。普通二輪免許を取得してから大型を取得するのがセオリーになってきており、こちらの方が一発試験よりも効率的に免許を取得できる傾向にあります(技術的な面においても)。

また、大型二輪免許にも手動式クラッチ付きミッション車が運転できる「限定なし」と、クラッチレバー操作がない車両のみ運転可能な「AT限定」の2種類があります。

免許区分詳細

●年齢     :18歳以上
●高速道路の走行:OK
●2人乗り    :OK(普通二輪または大型二輪免許取得後、通算1年以上経過している場合)
        ※高速道路2人乗りは20歳以上で、普通二輪または大型二輪免許を取得後、通算3年以上経過していることが条件
●法定速度   :60km/h(一般道)
●二段階右折  :不要
●取得費用   :約11万円前後~(普通二輪免許を取得している場合。指定教習所と運転免許試験場に支払う費用の合算で、教習所や地域によって料金は異なります)
        ※一発試験の場合=2万2,000円程度

AT限定

AT限定は以前、排気量に上限がありましたが、現在は制限がなくなったため、クラッチ操作のないDCTを採用したゴールドウイング、レブル1100などに乗ることができます。
普通二輪免許を所有していれば、取得費用は10万円前後~。
免許なし、原付免許のみ場合、取得費用は約16万円前後~です。

※AT=オートマチック車
※DCT=デュアル・クラッチ・トランスミッション(クラッチを2つ持っていてAT車のようにクラッチ操作が不要)

どんなバイクに乗れるのか?

どんなバイクにも乗れるのが大型二輪免許の魅力
200馬力を超えるパワーとあらゆる電子装備を有する超高性能スーパースポーツバイクや、2,000cc以上の排気量を誇る怪物バイクも選択肢に入ることになります。

外国車は個性的なバイクが多くラインナップされていますが、大型バイクばかりしかないメーカーも少なくありません。

近頃、大型クラスで人気が高いのはネオクラシックと呼ばれるバイク。中身は最新ながら、昔ながらのバイクらしい外観を再現しています。
また、ハーレーダビッドソンの人気も相変わらず高いです。

人気の大型ネオクラシックモデル

Z900RS

▲1970年代のZ1をイメージしたカワサキ・Z900RSは、近年の大型クラスで最大のヒット作。

各メーカーが威信を懸ける大型スーパースポーツ

PanigaleV4R

▲イタリアのメーカー、ドゥカティによるパニガーレV4R。世界最高峰レースであるMotoGP譲りの技術を採用し、2023年型は最大240.5馬力をマークしました。

怪物級の大きさを誇るモンスターバイク

R1250GS

▲道を選ばぬ走りとタフな外観を持つアドベンチャーバイクも人気。BMW・R1250GSはこのジャンルを代表する1台です。

401cc以上のバイクを探す

まとめ

バイク免許の最高峰、販売されているすべてのバイクに乗ることができるのが大型二輪免許です。
大型バイクは大きな車格、充実した装備、どんな状況でも湧き上がるようなパワーで、走りにも心にもゆとりを与えてくれます。
高速道路の走行や荷物を積んでの走行も安定感があり、特にロングツーリングでは強い味方になってくれることでしょう。
現行車は最新技術が搭載されており、高スペックなハイエンドモデルが各社からリリースされています。
バイクを趣味として存分に楽しみたいのであれば、大型二輪免許を取得することをオススメします。
車重がありパワーも大きいので、普通二輪免許で腕を磨いてからステップアップするのがよいでしょう。

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